兵庫、大阪で建築家による新築、リノベーション設計の事はフォーチュン建築設計株式会社にご相談ください。

 

 
 
 
 

徒然住宅考1~何故日本の住宅は貧相なのか?

 

建築の仕事を始めてかれこれ19年。今までず~っと思ってきたことですが何故日本の住宅が貧相なのか。
未だに日本の住宅の典型と言えば、狭い家の中に物が溢れかえり照明は蛍光灯の明かりが煌煌と輝く。
家の家具は色の統一どころか、ホームセンターで買いそろえた物なので安物っぽさが隠せず。
カーテンも既成品なので、微妙にサイズが合わず コーディネーターされていない色なので夏は暑苦しく。
もちろん、私の実家もそんな感じですから偉そうな事は言えません。
 

最近は、若い方から僕らの年代までかなりインテリアに対してこだわりがある方が増えてきました。
IKEAやフランフランなど輸入家具のショップや輸入雑貨のショップ、雑誌TVの良い影響だと思います。
それでも未だ未だ住宅後進国に思えてなりません。

何故家の中に無頓着な人が多いのか。
私が思うに町並みがきれいでは無いからだと。

本来日本は、京都の町屋にしろ長屋にしろ風情あふれる町並みであったはずです。
それが明治の開国以来インフラ整備が進むにつれ、アスファルトの道路や電柱に覆い尽くされ 至る所に
標識や看板があふれた現在の姿になってきました。
同じインフラ整備が進んだヨーロッパ諸国とは格段の差が出来てしまいました。(あっちの人は古い建物を大事にします)
外を歩けば閉口するような町では、家の中だけきれいにしようとする気が無くなってしまいますね。
 

その原因は「行政」であったとしか言いようがありません。
列島改造論でとにかく公共事業に金を使い同じ道路を何回も何回も掘ったり埋めたり。
そういうお金の何パーセントかを町並みを良くする為に使っていれば今頃もっと違った町にになっているはずです。
地方自治体もやはり官僚組織ですから、大局的に町並みをきれいにしようと上の人間が言い出さなければ誰も実行しません。デザイナーや建築家を呼んで意見を聞くこともほとんど機会が無かった筈です。

神戸は辛うじて古い異人館などがあったので、一部は趣のある町と言えますが それ以外の灘、東灘は歴史もあるのに建売、安いマンション、ワンルームが林立する普通の町と化してしまっています。
 

そんな中でも たまに周囲の景色を良くしてしまう家や建物があります。
行政の指導でもなく、都市計画に関係無く、施主のセンスと建築家の努力によって。

将来有名になるような家を設計したいと思いませんが、そういう不思議と回りの人を引きつけるような家を設計したいと考えています。


 

 

 

 
 
ホームページ作成方法